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「フレッド.コレマツ」と「公益通報者保護法」

最近、「フレッド.コレマツ」氏をご存じの方がぼちぼちながら増えてきたのではなかろうか?テレビの特集や、「グーグルの検索サイト」で彼の似顔絵が使われはじめているためである。


彼は、1919年生まれの第二次世界大戦中 「日系人の強制収容」の不当を訴え続けた人権活動家である。日系2世であるがゆえに考え方はバリバリのアメリカ人、しかし外見はまぎれもない「日系人」ということで「アイデンティティ」の確立にとても苦労されたようだ。


何回も裁判にかけられ、収監され、それでもめげずに声を上げ続け1983年にようやくカリフォルニア州連邦地裁で過去に受けた「有罪判決」が無効である、という決定を受けた。


そして1998年にはクリントン大統領より 「大統領自由勲章」を受け、名実ともに彼はアメリカ国民として「復権」した。


そして、「公益通報者保護法」 、、これは 公益通報(内部告発)を行った労働者を保護するという制度である。 「政府広報」では、「組織の不正を未然に防止!」「通報者も企業も守る制度!」などとうたっているが、かなり不利益な取扱いを受けたり、退職を強要されることがほとんどのようである。こうした事例が蓄積され、マスコミなどで公表されると、もうだれも声を上げる人など出てこなくなると思う。


通報は、「これ以上事態を見過ごすことができない!」とせっぱつまった状況の人がほとんどなのであろうから、国は「建前」だけでなく、通報者が「通報後」ひどく苦労をすることがないよう、状況が落ち着くまでいろいろな面でバックアップすべきではないだろうか?


- 「何かがおかしいと感じたら、声を上げることを恐れてはならない!」 -

これは、コレマツ氏の名言であるが、日本国内でも(切実に)何かがおかしい!と感じられたら、(本当の意味で)声を上げられる環境の整備はしてほしいと思う。



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正しい証拠収集の仕方 その4

........(前回より続く) 

   
鑑定の結果わかったこと...。


今の時代あたりまえであるが、彼らは私と話した内容を電話の録音装置ですべて録音し、それをパソコンに取り込み、自分達に有利になる部分だけを拾い出し、「記録媒体」にコピーしたものを「証拠」として裁判所に提出していた。


ゆえに、いくら鑑定しようがその証拠からIT会社に不利になるものは特段出てこなかった。彼らは裁判慣れ、証拠物の提出慣れしているので、おそらく鑑定が終わるまで余裕綽々で枕を高くして寝ていたのではなかろうか?


ところが、鑑定以前の問題で、パソコンの操作の際のハードディスクに否が応でも記録されてしまう操作を彼らはうっかりやってしまっていた。その部分から、当社の弁護士は矛盾を指摘しようと考えていたのである。


しかし、またまた「ところが」なのである。裁判官が比較的単純な(パソコンを使う人だったらだれでも理解できそうな)問題を全く理解できないし、興味も示さなかったのである。


その結果どうなったか....。だんだんと当方にとって雲行きの怪しい、当社弁護士の想像とは全くかけ離れた方向に裁判の流れが進んで行ってしまった。


いくら弁護士が策を練ろうが何をしようが、このような古い時代の裁判官に当たってしまうと、 「最悪!」と叫ぶしかない状態になってしまう。


そして「敗訴」へ、本来の支払い金+遅延損害金まで支払う結果になってしまった。


私のこの裁判の感想として、お金の面だけで言ったら「このような会社に出会ってしまったのは不運だった。二度とこのような目に遭わないために、これを勉強としてあきらめよう」と自分を納得させ、「和解」するのも一つの考え方で、数十万の出費で済む。それさえも、本当はありえない無駄な出費なのだけど...。



しかし逆の発想で、そこまでお金には困っていない、社会のために「ボランティアスピリット」でこの問題を世に出すため頑張ってみようという人が出ないかぎり、詐欺的IT会社の不正はいつまでも続くし、泣きを見る人がいなくなることはない。


IT会社から「裁判」に訴えられてしまったら、「和解」しないかぎり否が応でも「民事裁判」のレールに少なくても1~2年、乗せられてしまう。それはそれは、金銭的にも精神的にも長く苦しい闘いになってしまうのである。



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正しい証拠収集の仕方 その3

       ...(前回より続く)

私が証拠物の鑑定を依頼したい鑑定所、私の居住地に近い地域で何か所か存在した。しかし当社側弁護士によると、やはり裁判所で裁判官が納得するような機関でなければいけない、とのことで当社のケースの場合3か所にしぼられた。


この3か所はテレビ、新聞、その他のマスコミでたびたび取り上げられ、鑑定実績も十分なものがあった。しかしなにぶん、この鑑定という仕事は、特殊な技術を持つ専門家が何日か鑑定作業に携わるため、とてつもなく費用がかかる。


「お願いします」と即答はしたものの、やはり家族にも再確認の意味で相談は必要だった。その夜家族に相談し、「もしかしてその証拠でIT会社の不正が解明されるのであったら、後で後悔するよりお願いしてみれば」という意見が引き出せた。


そして2か所にその証拠物を提出し、比較的早急に対処してくれそうな1か所にお願いすることになった。


それから2週間ほどであったろうか?緻密な鑑定結果ができ上がってきた。その結果に、当社側の弁護士の口から「もしかしてこれはいけるかもしれない!」という(何を根拠にしていたのかは不明ではあるが)つぶやきがもれた。


その「結果」や、「裁判官」が鑑定結果にどのような反応を示したのかはまた次回へ。


* とにかく「裁判の証拠となるような鑑定」 は、非常にお金がかかります。「胡散臭い」と感じた時点で、相手側との会話も「録音」できるものなら録音すべきだし、「メール」や「手紙」などの書証も全部保存しておくことをお勧めします。


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正しい証拠収集の仕方 その2

以前第60回の時に、裁判の証拠収集はまずお金のかからない方法で、というお話しをさせていただいた。


今回は、そんなのんびりしたことではどうにもならない、早急に裁判で有効な「証拠」を提出しなければならない方々へのメッセージである。


先日NHKの番組で、I弁護士という主に「刑事弁護」を得意としている弁護士さんの特集をしていた。彼の弁護士としての活動は極めて科学的で、簡単に入手できる証拠はもちろん、時にはお金がかかってどうしようもない「手法」を、必要とあらば躊躇なく取り入れてしまうことかもしれない。


依頼人の冤罪(放火)を証明するため、事件と同様の家を建て、当時の火のまわり具合を同じ条件下で検証してみることや、「痴漢冤罪事件」では、車載カメラの「問題となった手」の動きを、画像「一コマ単位」で検証したりもした。


上記のような科学的検証はとてつもなくお金がかかり、依頼者が支出できない時は「寄付」をつのったりもした。簡単に言ってしまえば、決してあきらめない「努力の人」なのだろう。


自分自身、詐欺的IT会社の顧問弁護士にひどい目に遭わされ、又、最近の弁護士業界事情はお世辞にもいい状況とは言えない中でのNHKのI弁護士の特集は、(うまく言えないが)魂が救済された気がした。


次に、そんな「不屈の弁護士さん」の足元にもおよばないが、自分なりにお金をかけ検証したことについてお話ししよう。


私の場合、何について検証したのかは申し訳ないけど申し上げられない。このブログは、相手の目にも留まっているのは間違いないからだ。


しかし、検証したのは相手側から提出された「証拠物」である。 「音声」「筆跡」「指紋」など鑑定するものはいろいろあるが、裁判所に提出する 「鑑定結果」は裁判などで実績のある、「裁判所も認める」鑑定機関である必用がある。


そうなると、大学などの研究機関、研究所、鑑定所などが考えられる。私の場合、比較的短時間に「鑑定結果」がほしいので「鑑定所」にお願いすることになった。

 
「最初に言わせてもらいますが、依頼を受けたからと言ってうちは公平な鑑定しかできません。お金を無駄にかけるだけになってしまうかもしれませんが、それでも大丈夫ですか?」と釘をさされた。

私は、IT会社が故意に「証拠物」に手を加えた形跡を把握していたので、「それでもかまいません」と即答した。
    ............................(次回に続く)


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実はこれが一番大事!~正しい証拠収集の仕方~

次々に押し寄せる台風もとりあえず通過し、気温も下がり随分過ごしやすくなった。


頭の回転も、ムシムシしていた時より少しはましになったような気がする。なんのかんのあやしいIT会社に不満を述べてみても、彼らは「悪」のノウハウを蓄積している。お金のため、自分の会社の業績のため、そんな彼らの行動をいけないことだと思っても、見過ごしている協力者(会社)も実際存在する。このブログでは決して申し上げられないが。


やはり正々堂々戦いたかったら、公の機関、たとえば「裁判所に訴訟を起こす」、「弁護士会に懲戒請求をする」、「内部告発者保護制度を利用する」など、世間に認められている方法を取るしかない。効果は???ではあるが、「自力救済の禁止」ということもあるので。


要は、自力で「仕返しはするな!」ということなのだが。私のケースの場合はまだそこまでの気持ちが沸き起こってこない。しかし、被害者の方の中には、本当にひどい仕打ちを受けた方がいる。私がその事業者さんだったら...。う~ん、想像すると自分でも怖い展開になっていたかもしれない。



【一番効果のある、根本からスッキリする方法】


やはり、裁判で「勝訴」判決(確定判決)を得ることだと誰もが異論はないだろう。しかし、そのためには「有能な弁護士」以前に「有益な証拠収集」が必要になってくる。(もちろんスタンダードな問題は、「判例」があれば裁判官は踏襲するが、IT関連で当社のようなSEO問題に特化した判例は存在しない。)


そこで、あやしいIT会社に被害にあった誰かが先陣を切って、確定判決を得て「判例」を創るのが一番なのだが、そんな奇特な人はそうそう簡単には現われてくれそうもない。マスコミにも数社連絡をつけてみたが、「SEO問題」ぐらいでは簡単に反応してくれないことがよくわかった。(しかし、記者さんが短時間の傍聴はしてくれた様子。メモを取っている人がチラホラ散見。)やはり記事になるには、世間が即反応するような話題性がないとダメなようだ。



~そんな八方ふさがりな状況、ではいったいどうするべきか?


これは自分自身の経験からなのだが、役所関係の書類(登記簿など)の取り寄せはもちろん、裁判所の「裁判記録」の閲覧 がけっこう事件の詳細を知るには有効だと思った。いろいろな事業者さんの裁判記録を、時間をかけ丁寧に閲覧すると、これからに役立ちそうなヒントや重要な論点をいろいろ発見することができた。


これは民事訴訟法91条でも認められている方法なので、超零細な当社は公判中何度も地裁に出向き、自分自身でメモに重要な部分を書き写した(他社の裁判記録の閲覧は、謄写=コピーは認められていないため)。


出来る限りお金をかけず、相手のことや、他社はどういう反論をしているのか?知りたかったら、まずは地裁の「記録閲覧室」に出向くことをお勧めする。



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裁判所ってこんなところだったの??

自分自身があやしいIT会社に訴えられるまで、「法曹三者」ってとてつもなくクリーンで、こちら側が一点の疑義も持ちえないような人達なのだろうと、ずっと考えていた。 時々問題を起こしてマスコミに露出する人達は、当然 レアなケースであろうと。

しかし、あやしいIT会社から被告人にされ法廷に引きずり出されたことによって、今までの固定概念はみごとなまでに覆された。

わかりやすく言わせてもらえば、「この人達、超普通の人達じゃな~い!!」って感じです。
この人達に対して、私の周囲の人と比較して「特別のもの」は何も感じなかった。

午後からの法廷での尋問であったのだが、5時の退勤時間にあわせ4時ウン10分には、結審のために裁判官からの尋問が始まった。

最後の方ではこちら側を敗訴に持ち込みたくてウズウズ、「ちょっとそれ公の場で裁判官が使う言葉じゃないでしょ!」と抗議したくなるほどのブロークンな日本語使い、「はあ~」とため息まじりのやる気のなさそうな態度。(失礼ですが、これ以上の適切な日本語が見つからない!)


あやしいIT会社の顧問弁護士と目配せしたりして、もしかして今マスコミで問題になっている「癒着、談合」とかしてる?と勘ぐりたくなるようなやる気のなさ。

もうこの時点で私は、自分の「敗訴」をおもいっきり意識し、他の被害者の方同様、「裁判所には何も期待できないんだ..」というあきらめモードでいっぱいになってしまった。

この時の私の心境は、「この会社との裁判で勝てた人など誰もいないのだからしょうがない」、という自分で自分を慰めるしかない状態。

案の定、2か月後には立派な 敗訴判決書」 をいただくことになる。

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今の日本に「正義の味方」は存在するのか?

みなさん、「正義の味方」というとどんな職種の人を思い浮かべますか?

警察官、弁護士、裁判官、検察官などではないでしょうか?

しかし、私がIT会社に一方的に裁判を起こされ、相談した人達は、今までのイメージどおりの人ばかりではありませんでした。

もちろんイメージどおり、いやそれ以上に親切にしてくださった人もいます。

しかし、大抵は悲しいかな、こうあってほしいというという願望からおもいっきり解離した、非常に無慈悲な方々があまりにも多かったのです。

わかりやすく言ってしまえば、あくまでも「仕事」という範疇の中での正義でした。それさえも感じられない人もいました。

特に裁判をおこされた人間の最後の砦、とも称されている人達 (法曹三者)の「現状」は、ただ茫然とたたずむしかない場合がほとんどでした。

ブラック企業問題でご活躍の「I.Hさん」、「朝まで生テレビ」にご出演の時に拝見したのですが、すぐそばに著名な弁護士がいるのに「最近、ろくでもない弁護士が多いから」と発言されたことがありました。

その時は、「なんて過激な発言をする人なんだろう。。」と、びっくりした覚えがあります。

しかし今にして思えば、過激でもなんでもなく、そのままズバリの表現であったことに驚いています。

一番悪徳なのは、弁護士が依頼者からの預り金を「億」単位で横領したりとか、詐欺に加担する弁護士が居たりとか、枚挙に暇がありません。

たぶんそうした現状は、当事者になってみないと見えてこないでしょう。

予期しない、突然のトラブルに見舞われた人は、ストレスから「混乱状態」に陥ります。同じような社会的経験のない人は、年配の方であろうが若い方であろうが、相談者のそうしたトラブルには、適切な介入がむずかしいのかもしれません。

それを言葉にできる今の私は、混乱期が過ぎたからなのでしょう。
しかし、仕事である以上、トラブルに遭遇している人の内心すれすれまで近づく努力は、絶対必要なのではないでしょうか?

それでお給料をいただき、生活しているわけですから。

最近、同じく裁判で苦労している方のブログを拝見すると、みなさん似たような事を書かれています。

裁判所は、究極の最後の砦で、なんとか救済してほしくて来ているのに。。。

裁判所にいると、「ここは日本なんだよね?」と(うまく表現できませんが)、まるで悪い夢を見ているような気分になることが何度もありました。

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プロフィール

houmondai

Author:houmondai
元、某通販サイト出店者。 
おまけとして、こんな不思議なIT会社が付いてくるとは..!?
できるだけわかりやすくお伝えしたいと思います。
コメントお待ちしています(非公開にもできます)。

*こうしたら、という御意見もお待ちしています。

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