2016/12/11
正しい証拠収集の仕方 その4
........(前回より続く)鑑定の結果わかったこと...。
今の時代あたりまえであるが、彼らは私と話した内容を電話の録音装置ですべて録音し、それをパソコンに取り込み、自分達に有利になる部分だけを拾い出し、「記録媒体」にコピーしたものを「証拠」として裁判所に提出していた。
ゆえに、いくら鑑定しようがその証拠からIT会社に不利になるものは特段出てこなかった。彼らは裁判慣れ、証拠物の提出慣れしているので、おそらく鑑定が終わるまで余裕綽々で枕を高くして寝ていたのではなかろうか?
ところが、鑑定以前の問題で、パソコンの操作の際のハードディスクに否が応でも記録されてしまう操作を彼らはうっかりやってしまっていた。その部分から、当社の弁護士は矛盾を指摘しようと考えていたのである。
しかし、またまた「ところが」なのである。裁判官が比較的単純な(パソコンを使う人だったらだれでも理解できそうな)問題を全く理解できないし、興味も示さなかったのである。
その結果どうなったか....。だんだんと当方にとって雲行きの怪しい、当社弁護士の想像とは全くかけ離れた方向に裁判の流れが進んで行ってしまった。
いくら弁護士が策を練ろうが何をしようが、このような古い時代の裁判官に当たってしまうと、 「最悪!」と叫ぶしかない状態になってしまう。
そして「敗訴」へ、本来の支払い金+遅延損害金まで支払う結果になってしまった。
私のこの裁判の感想として、お金の面だけで言ったら「このような会社に出会ってしまったのは不運だった。二度とこのような目に遭わないために、これを勉強としてあきらめよう」と自分を納得させ、「和解」するのも一つの考え方で、数十万の出費で済む。それさえも、本当はありえない無駄な出費なのだけど...。
しかし逆の発想で、そこまでお金には困っていない、社会のために「ボランティアスピリット」でこの問題を世に出すため頑張ってみようという人が出ないかぎり、詐欺的IT会社の不正はいつまでも続くし、泣きを見る人がいなくなることはない。
IT会社から「裁判」に訴えられてしまったら、「和解」しないかぎり否が応でも「民事裁判」のレールに少なくても1~2年、乗せられてしまう。それはそれは、金銭的にも精神的にも長く苦しい闘いになってしまうのである。
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